活動の視点

 

児童養護施設に対する社会的評価は残念ながら高いとはいえません。それにはいくつか考えられる点があります。

 

①施設は家庭的な雰囲気がない

②施設では一般常識が身につかない

③日課があり画一的な養育である

④自由度が少ない  

       etc...

 

これらは施設で暮らす子どもに原因があるわけではありません。しかし、社会的ハンディは子ども自身が抱えていかねばなりません。「これだけは避けたい」という施設職員は多く存在します。しかし、「何を、どこから、どうすればいいのか分からない」というのも事実です。

ともにでは、啓発活動と tomoni 職員の確保や、育成、専門性にも着目し、この点においても積極的に応援していきたいと考えています。

 

活動の内容

①児童養護施設応援事業

「ミントリボン運動」

児童養護施設を社会に知ってもらい、施設で暮らす子どもたちへの偏見や差別から解放される応援、アウェアネスリボン活動により「知ってもらう」活動を展開しています。

 


②児童養護施設人財養成・確保事業

「社会的養護人財養成研究会」

2013年に自主的活動として立ち上がった研究会で、「人材」は「人財」であるというコンセプのもと、保育士養成校と児童養護施設が連携・協力を図りながら、実習段階から「人財養成」という視点をもって「人を育てる」ことを検討しています。

毎月開催

 


③社会的養護職員育成事業

「新規採用職員育成講座」

社会的養護関係の施設への就職内定者対象の講座を開催しています。全4回シリーズで現場職員が講師となって講座を担当しています。

2013年度より開催しており、毎年40名程度の参加者がいます。

 


④職員スキルアップ事業

「こども福祉ゼミナール」

2012年6月に施設職員の自主的勉強会からはじまった勉強会です。

2016年に全面リニューアルし、若手職員対象の勉強会として活動しています。

毎月1回開催


⑤職員向け研修事業

「tomoni table session」  

職員を対象にした参加型研修会毎回テーマを設定し、その分野の専門家を講師として招き、テーブルセッションとして対話型の学びを提供しています。少人数制として1回10名程度を定員として開催。

⑥児童養護施設退所児支援事業

 「tomoni  even road」

児童養護施設で暮らす子どもの大学等の進学支援するための活動です。

スポンサーを募り、設定した支援額を子どもの修業年限まで支援してもらうとともに、つながりも大切に、3か月に1度程度は面会等などによりサポートしていくもの。